最近の新入社員

Instagramのストーリーズではupしたのですが、7月29日篠原紙工で長年使っていた断裁機とついにおさらばしたのです。28年間お疲れ様でした。涙
断裁機の調子が悪いというのは前々からあって、それもあって買い替えのチャンスを狙っていました。とはいえ、工場って設備にとんでもなくお金がかかるので、新しい機械を導入するまでの準備は長い道のりでした。 補助金申請など事務的なことを着々と進めてくれる社員&社長、加えて外部で協力してくださった方々のおかげで、なんとか無事に新しい機械をお迎えするまでに至りました。
ずっと断裁を担当していたメンバーが次の人生ステージに行くために篠原紙工を辞めてからは篠原が断裁機を回しているのですが、新しい機械が来るちょっと前のこと、どうにもこうにも動かなくなり、仕事が滞る事件が発生しました。「あともう少しだからお願い動いて〜!」としか言えなかったのですが、みんな口を揃えて、ここを去ることを機械もわかっていて、寂しいのかね。最後の嘆きかな、などど人智を超えたこと冗談まじりで話していました。

ですが、こういうことって実は人智の範囲かもしれないな、とも思います。今の社員の誰よりも長く篠原紙工にいる断裁機です。いろんな人の想いとか物が記憶した「気・エネルギー」的なものはあっても不思議ではありません。この世にあるものは人間も含めて最終的には同じ物質にたどり着くとも聞きます。そう考えると断裁機の中でも複雑なエネルギーの動きがあったのかもしれませんよね。全くもって、論理的にも、科学的にも説明できないのですが、全てはどんなエネルギーの質を持っているかで起こる現実は変わる、という私の考えでは今回の断裁機の最後の不機嫌モードにも納得してしまいます。機械を動かす人はそれどころじゃなかったと思いますが…。なんとか、困難も乗り越えている篠原紙工です。
新しい機械は「POLAR(ポーラー)」というドイツのブランド。めちゃくちゃ切れ味が良いとのこと。そりゃそうですね。大量の紙を一気に切る時、微妙なズレが生じることもあるのですが、今のところそのズレが見当たらないと。もしズレが生じるのであれば、操作する人のスキルの問題、らしいです。
私はまだ新しい機械が活躍するシーンをちゃんとは見れてないのですが、とにかく聞きなれない音が工場中に響いていて、ややビビっています。機械操作は慣れないと危険も伴うので、今は安全第一をいつも頭の念頭に置いています。
でも、新しい機械って篠原紙工にとっては社員同様めちゃくちゃ大事な仲間なので、物は喋らないけど仲良くやろうと思ってます。この断裁機がこれからもっともっと活躍もできるためにも、篠原紙工にマッチした仕事が舞い込むように頑張ります。
暑い日々が毎日続きますね。皆さんもお気をつけてお過ごしください。来週からはお盆シーズンに入りますが、篠原紙工もガッツリお休みします。どなたさまも良いお盆休暇が過ごせますように。