綴る

書き初め

1月も後半、いかがお過ごしでしょうか。
篠原紙工では、若いメンバーの提案で、仕事初日の早朝に、書き初めを行いました。声を上げた2人が、それぞれ小学生の頃に使っていた書道のお道具箱を持ってきてくれて、新鮮さと懐かしさで、きゃーきゃー騒いでいたのですが、(ものすごい) 久々の書道にやや緊張してしまいました。

年末に、ぼんやりと、何を書こうかなと考えていて、私の心に思い浮かんだ言葉が「ゆるむ」。全てにおいてタイトになりがちな自分。思考や身体を緩めながらもっと、もっと、穏やかに日々を過ごしたい、という思いが浮かびました。「緩」という漢字を調べていたら「たるむ」という単語も思い浮かび、そういえば、誰かが、「思考は弛ませるくらいがちょうどいいよ。」と言っていたのを思い出しました。思い出すくらいですから、潜在的に自分には「弛み」が必要と思っていたのでしょうね。

細かいところに気づいてしまうのは長所でもありますが、全部にエネルギー使ってたら、そりゃ、枯渇してしまうのも当然で。周りも気を張ってしまいますね。長所・短所の使い分け、思考の癖を解きながら自分を立て直そうと思うばかりです。

書き初めは、当て字でも、意味が伴ってなくても、何を書いてもいいというのが小学生の頃との大きな違い。子供の頃は、なんとなく、それっぽいこと「日の出」とか「努力」「夢」とか、書かなくちゃダメだと思っていたのですが、もはやそんなことは、もう、どうでもよい、というのが心地よいですね。「弛緩 信頼」と書いてみました。造語ですが、今の自分には合っています。緩んで、みんなを頼って。緩んだところに、新しいことを取り入れて、と。

不思議なのですが、
改めて、筆を手にしたせいか? 自分で書いた言葉が心と体に感覚として残っていて、時折思い出すのですよね。「今年は緩むって言ってたじゃないか、自分、緩もう。」というように。言葉が心の中に根付いているというか。書道のパワー、すごいです。皆さんもいかがでしょう。「これだ!」という自分の言葉を作って、筆にその思いを込めて書く。年始でなくても、春分、誕生日、年の半分の6月、キリの良い時期にでも。会社の期があるように、自分の「My期」を作って、その時に筆を持ち、気を込めて文字を書いてみるのもいいですね。私は、書き初めのおかげで、出だしが良い感じの2026年の1月です。

綴る04