綴る

冊子「図書」

あっという間に3月。
秒速の速さで1ヶ月が終わってしまう前にお話ししたいことがあります。

今思えば不思議だな、すごい偶然が重なったな、という出来事は誰しも1度くらいはあるのではないでしょうか。例えば、探し続けていた本が手に入らなくて、ある時偶然人からもらって人生変わったとか、海外でばったり友人と数年ぶりに再会し、意気投合して仕事仲間になった、とか。人との出会いであれ何かの出来事であれ、おもしろいご縁のめぐり合わせはありますよね。

私にとって、篠原紙工という会社との出会いは一つの大きな出来事でした。もう一つはスコットランドのエディンバラという街との出会い。エディンバラでの経験がなければ、私は篠原紙工とも出会わなかった…と思います。この「綴る」も書いていない。今いるメンバーとも出会ってない。だとしたらどんな人生を送っていたのでしょうか。度々そんなことを想像します。

篠原紙工という会社は、本当にいろんな出会いを私に与えてくれています。社長や社員のメンバーはもちろんのこと、お客さんや協力会社、人の繋がりだけでなく、新しいことにチャレンジするチャンスも。自分にできるのか…と一瞬臆病になってしまうことも多々あるのですが、最終的には飛び込みます。そのような流れの一環でこの度、岩波書店の新刊紹介の冊子「図書」3月号に文章を寄稿させていただく機会をいただきました。

「図書」は書籍のことだけでなく、読書や本にまつわるエッセイが掲載されている読み物で、創刊以来80年もの歴史があります。伝統ある冊子に一般社員である自分の文章が掲載されることは素直に嬉しいですね。編集の方からは、「田渕さんのエディンバラでの経験と本にまつわることをご自由に。」とだけお題をいただき、何を書こうか考えたのですが、どう考えても、エディンバラとの出会いからどうやって東京の製本会社に就職することになったか…。しか書けない。ということで、私の20代から今に至る流れが「図書」に記されております。

図書は毎月の月初めに書店のレジ付近に置いてあるそうです。もし本屋さんへ行って思い出したらぜひ手に取ってみてください。今年の表紙は「宮崎駿イメージボード全集」シリーズです。加えて、過去に新島さんも寄稿したことがあります。杉本博司 写真作品でビクトリア女王が表紙です。2023年、こちらはバックナンバーが入手可能のようです。ご興味がある方は、ぜひ、岩波書店様にお問い合わせください。

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