Bindery Story トーク

先週のopnnerさんのワークショップ&トークイベント、楽しく終えることができました。チームWonderのみなさまをはじめ、ご参加くださった方々、ありがとうございました。
篠原紙工図書室、実は今年の1月で1周年を迎えました。Bindery Story(1冊の本ができるまでの制作背景を紹介する展示)も3回目を迎えることができて、手探りではありますが、少しづつ、私も篠原紙工メンバーもイベントを進める上での流れを掴んだ気がしています。
「Wonder」の展示に来てくださるお客様は若い女性が多いのですが、図書室の展示の内容によってくるお客さんの雰囲気も違うので、毎回いろんな方とお会いできるのが楽しみです。今回はお客様の中に中学生の男の子もいて、学校帰りに一人でトークイベント参加してくれて、とても勇気がある方だなぁ…と思いました。「行っておいで」とOKを出す親御さまもとても理解のある方だと想像してしまします。東京に生まれ育つと10代の頃から好きなものにすぐアクセスしやすくていいなぁ、なんて思いました。(私もそうだったら人生違ったかも。)

ノート作りのワークショップも盛り上がっていました。自分で紙を選び、組み合わせを考えるだけでもその人の個性や好みはバッチリ出ますね。自分の好みや感覚に合わせ、集中して何かを作る作業ってちょっとした自分と向き合う時間です。仕上げは製本屋の機械でプロが仕上げるので制作物としても満足度が高かったのでは?と思っていますが、いかがでしたでしょうか。

トークイベントは、篠原が司会で進め、編集の田中さん、opnner岩谷さん、デザインの相樂さん、3名にいろいろな質問をしたのですが、「ケンカ」とうワードがとても私の中には印象に残っています。友人同士であるが故に、その関係を崩したくないことが優先で言いたいことが言い合えない、そんなことはよくあることだと思います。でも「Wonder」という書籍を作る上でどうだったのか、私自身もそこはじっくり聞いてみたいところでした。やはり、言いづらいことを話し合うこともあったということで、
そうだよね…と共感してしまいました。最後は「信頼」ということに行き着き、相手を信頼して思っていることをきちんと説明する。私も篠原紙工を動かしていく上で何度も経験したことがあります。相手も自分も信じて最後には話すしかない。今のところ、これしかないと思っています。でも、こういう機会にぶち当たるということは、それだけ物事に対して真摯に本気で向き合っていることです。そこから逃げて、うやむや、なんとなく表面面にしてしまうことは一番避けたい。いや、そうであってもいいけれど、その関係性ではそれなりの結果しか出てこないであろうと。

相手ばかりを尊重していては自分の心や考えが置き去りにされてしまうし、何事においても何が一番大切かをじっくり考えた上で、相手に理解してもらう伝え方と態度というものが必要になってきますよね。何度も経験していても、慣れるものではありませんが、そういう場面に向き合えるようになるには、日々の自分のマインドの磨き方次第だなと思うばかりです。
トークイベント中、私はメモも取らずに聞いてしまい、ここで詳しくお伝えすることができないのですが、Bindery Storyの展示の中でトークをするときというのは、やっぱりこういう裏側を話すことが醍醐味だなと今後のイベントの方向性も見えました。

トークを聞いた後では「Wonder」の読書の深みが違うように感じます。ご参加くださったみなさまも、きっとそうではないでしょうか。
そうでありますように。
*書籍「Wonder」はイベント終了後も引き続き、展示期間中は販売することになりました。数は多くないのですがご購入されたい方はぜひ図書室へお越しくださいませ。

