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篠原紙工の書籍販売(2)

2020年12月のこと。
以前からお付き合いのあるデザイナーの方から「知り合いのフォトグラファーが自分の写真集を出版するために印刷会社を探していて、その相談をしたいのですが、」と篠原に連絡がありました。話をよく聞くと、そのフォトグラファーの方は、自分の気持ちに寄り添ってくれる印刷会社を希望していて、できれば自分の住む江東区で地域との繋がりも持てたらいいな…とのことでした。そこでデザイナーの方が真っ先に思い出してくださったのが篠原紙工。すぐにそのフォトグラファーの方の企画書が送られてきて、そこには彼女のブログURLも添えられていました。

その方はフォトグラファーの忠地七緒さん。彼女のブログを読んだ瞬間、篠原は即座にこの方と一緒に仕事をしたい、という気持ちになりました。

〜忠地さんのブログより〜
「誰かに依頼される自分でいることも大事だけど、個人的に良いと思う人・モノの魅力を自分の責任で届けていくことにも挑戦したい。」「モデルさんだけでなく関わる人が笑顔になれるような撮影をしたい。それは撮影の現場だけでなく自分が撮影したものがお客さまのビジネスの成功まで含めて。」

篠原紙工でも日々考えていることとブログの中で綴られている彼女の言葉に共感できる部分がいくつもあり、忠地さんに対する興味がますます湧いてきました。それだけでなく、物事に対して向き合う姿勢、自分が感じることに対して素直に、そして行動として落とし込んでいる様子から、しっかりとした彼女の意志を感じられました。その後、忠地さんとは直接メールを何度か交わし、2021年の3月になってから初めて対面で会うことになりました。

…また書きます!



忠地七緒 Tadachi Naoフォトグラファー / ライター
1987年神戸市生まれ。上智大学卒業後、雑誌編集者を経て2017年独立。アイドルからライフスタイル誌まで幅広く撮影。飾らない一瞬を切り取り、写真と文を組み合わせた表現に定評がある。2017年写真集『Ambivalence』出版。東京・清澄白河在住。
https://naotadachi.com/

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