_DSC6242.jpg

TOKYO FABBERS活動報告ドキュメント

制作年:
2016
クライアント:
アーツカウンシル東京 (公益財団法人東京都歴史文化財団)
技術名:
デザイン、マイクロミシン、平綴じ

_DSC6235.jpg■プロジェクト概要
TOKYO FABBERSとは、3Dプリンターやレーザーカッターなどのデジタルファブリケーションを活用してものづくりでライフスタイルを創造する人のためのコミュニティです。都内6ヶ所を活動拠点としてFABBERというネットワークを活用してものづくりをする人を支援されています。その中の1拠点 FabCafe から今回の「活動報告ドキュメント」作成のご相談をいただいきました。打ち合わせの結果、製本会社でならではの発想を最大限に活かすために、デザインや仕様の決定などすべてを篠原紙工に任せて頂けることになりました。

■技術説明
ものづくりを日常的に行っている方に普段使ってもらえるように、表紙に一工夫盛り込みました。表紙の用紙をアリンダという透明紙を採用し、角度、角Rや長さなど設計時に使用するゲージや定規をイメージしたデザインを描きました。 またこのゲージや定規を実寸にて印_DSC6241.jpg刷し、ノド側にマイクロミシンを施し切り取って使えるようにしました。透明紙は通常のミシン目だととても切り取りにくいのですが今回はマイクロミシンという非常に目が細かいミシン目を使用しており、切り取ったあとの断面も非常に滑らかになります。また平綴じの針金のウラ面は針金が露出しないように平綴じした後から台紙を貼り付けました。

■その他
■クライアントからのコメント 
・TOKYO FABBERS事務局 熊谷薫様…限られた条件の中で、様々なご提案をいただき、デジタルファブリケーションを行うFABBERが使えるツールを冊子のデザインに落としこむことができました。こちらの希望をくみ取って提案していただけたのがうれしかったです。表紙の素材のアイデアや綴じ方などのおかげで素敵なものに仕上がりさすがだなあと、感動しました。裏表紙に針がでていないところにも、美意識を感じました!本当にありがとうございます。
・TOKYO FABBERS事務局 皆川めぐみ様…こちらからお伝えした、具体的になりすぎた要望の本質を汲んでいただいた上で、様々な可_DSC6254.jpg能性を提案していただきました。表紙の透明な用紙とグラフィックを使った遊びは、思い浮かばない発想でありご提案いただきとてもありがたかったです。また、本の綴じ方についても、いただいたアイデアをそのまま採用いたしました。本文にあしらわれた方眼のデザインと合わせて「作る人になじみ深い文具」らしい仕上がりとなるように、と、最後に冊子を手に取る人のことまでしっかり一緒に考えていただけたので、非常に助かりました。本当にありがとうございます。 
■当社デザイナーコメント
今回の冊子のテーマである「TOKYO FABBERSの2年間の成果や活動を報告する」から最初に想像したのものが レポート用紙が綴じられたパッドの体裁でした。また、TOKYO FABBERSの方々がデジタルファブリケーション技術を用いて3軸で考えてものづくりをしている、ということからもヒントを得て、背景には製図用紙を思わせる方眼を敷き、デジタルっぽい雰囲気を彷彿させるために無機的な図形を使用しました。 

【仕様】
作成部数:2,000部
表 紙 :アリンダAGT=ES100
本 文 :b7トラネクスト 四六Y 99kg
加 工  :マイクロミシン、平綴じ 

Back to TOP