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商業印刷製本部会しおり

制作年:
2014
クライアント:
東京製本工業組合商業印刷製本部会
技術名:
レーザーカット、箔押し、中綴じ、デザイン

プロジェクト概要
製本会社の経営者の方々が日本全国から集い、情報交換をするイベント「商業印刷製本部会」開催にあたり、当日のタイムテーブルを兼ねたしおりの制作をデザインから印刷、製本までトータルディレクションさせていただきました。
「全国製本工業組合」のなかで商業印刷を手掛ける会社で構成される「商業印刷製本部会」。篠原紙工もこの組合の一員であり、部会は1年skytree2.JPGに1回、全国で開催場所を変えながら開催されています。東京での開催となった今回の部会当日は、篠原紙工を含めた都内3つの製本会社への工場見学や、スカイツリー観光、屋形船での懇親会が開催されました。

技術説明
スカイツリーの鉄骨部分を表現した細やかな網目模様は、レーザーカットと箔押しの2パターンで表現しました。レーザーカットは通常の型抜きでは加工出来ないような非常に細かい抜きの表現が可能で、抜き型が不要なため小ロットにおいて威力を発揮します。篠原紙工では2014年に新たにレーザーカッターを導入し、社内生産が可能になりました。また箔押しは繊細な線の連なりで難易度が高かったのですが、今回箔押し加工を担当したコスモテックさんの技術力により実現しました。

その他
■デザインについて
イベント当日に巡る場所(スカイツリー、屋形船、そして3つの製本会社)、すべてに共通するのが「昔からの技術を受け継ぎながら、新たな技術・価値を生み出している」ということでした。その共通点をしおりで伝えられるよう、デザインにおいてメインテーマとサブテーマを設定しました。メインテーマは「温故知新」。建設されてまだ間もないスカイツリーはそのテーマの象徴になるだろうと考え、スカイツリーをメインビジュアルに設定。サブテーマは「二つの視点」。レーザーカットと箔押しの2つの加工で、それぞれスカイツリーの鉄骨の網模様を表現しています。観光マップやパンフレットはカラフルなものが多いですが、あえて印刷はスミ1色に抑えて静謐な世界観を目指しました。まskytree3.JPGた、このパンフレットはタイムテーブルとしての役目も果たしており、参加者の皆様の移動回数も多いため、ポケットに入るコンパクトなサイズで製作しました。
■デザイナーから一言
表紙となるスカイツリーの鉄骨の太さに気を配りました。レーザーカットの操作も兼任しているので、カス部分が綺麗に抜け落ち、尚かつ焦げ目を最低限抑えられるように、テストを重ねて速度や出力を調整しました。また、こういった網のようなカットは細かい方が目を惹くのですが、パンフレットとして持ち歩くことを考えると細すぎるとちぎれてしまい、反対に太すぎても不格好なので、繊細に見えつつ丈夫さも兼ね備えたバランスを目指しました。 

[仕様]
作成部数:80部
用紙 :画王135kg
印刷 :両面スミ1c
加工 :銀箔押し、レーザーカット
製本 :中綴じ(表紙+本文両観音折り)

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