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モメントe.p.2

制作年:
2017
クライアント:
有限会社トロピカル
技術名:
折り、抜き、加熱型押し、箔押し

■プロジェクト概要
バンド「クラムボン」のCD「モメントe.p.」シリーズ第2弾「モメントe.p.2」のジャケット製作を第1弾に引き続き担当しました。シリーズ2弾目ということで、基本的には第1弾を踏襲した体裁に。前回は歌詞カードに描かれた線画がページをめくる_N9A6757.JPGごとに繋がっていくような、「横への流れ・繋がり」を意識した作品でしたが、今回は「さらに縦方向への広がりも意識したい」という原田様(ボーカル)のご意向から、1枚ものの大きな歌詞カードを縦横に折り重ねた仕様をご提案しました。歌詞カードの「広がり」は、「モメントe.p.」が全国ツアーで徐々にお客さまの手元に渡って広がっていくという状況にも重ね合わせています。

■技術説明
今回のテーマは「凸凹」。キーとなる収録楽曲の歌詞に用いられているテーマです。
表紙全体に施された「加熱型押し」加工で、凹凸の線画を浮かび上がらせました。またオレンジ部分は「顔料箔」の箔押し。CDトレイ部分はオレンジ顔料箔を押した後、更に加熱型押しを施しており、線画部分のみがポコッと膨らんだユニークな仕上りに。本文は展開373×500mmと大きなサイズのペラを巻き3つ折り×ジャバラ3山折り。折り重なるほどシワが出やすくなる為、最後の1折りは現場判断にて手折りに急きょ変更し、折りジワを最小限に抑えてクオリティを保ちました。

■その他
今回は「凹凸」の強さに最もこだわりました。前作の「モメントe.p.1」に引き続き、抜き加工は東北紙業社様に、加熱型押し・箔押しはコスモテック様にご協力いただきました。最初の校正では凹凸が弱く 線画のディテールが表現できなかった為 _N9A6798.JPG何度も試作を繰り返しました。絵柄の面積が130×400mmと大きく、当初は圧力の分散から凹凸がシッカリと出ませんでした。凹凸具合を表現するにあたり、何度も試作を繰り返す中で2社それぞれアイデアを持ち寄って試行錯誤してくださり、亜鉛凸版に対しての受け(凹版)の素材を何種か試し、圧力も可能な限りMAXで押すことで理想の凹凸具合を表現することができました。
2016年作「モメントe.p.」制作事例
2018年作「モメントe.p.3」制作事例

【仕様】
用紙 :<表紙>NSボール#7 K判21kg
.   <本文>モンテルキア 四六判60kg
印刷 :<本文>4c/スミ1c ※印刷:株式会社明祥
加工 :<表紙>加熱型押し、箔押し(顔料オレンジ)
.   ※加工:有限会社コスモテック/株式会社東北紙業社
.   <本文>巻き3つ折り×ジャバラ3山折り
デザイン:高橋 了

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